犬惑星

『ゆるキャラ論』著者・犬山秋彦のブログ

2006-01-01から1年間の記事一覧

オカルト作法

幼い頃、存在しないものを空想するのはとてもロマンティックだと思っていた。 空を飛ぶ獣や魔法、そして妖精。ファンタジーのキラキラ輝く粉末に彩られた夢。 しかし本当は、人は在りもしないモノに怯え、それに金を払い、心もカラダも身動きできないほどに…

よさこい文化

愛犬の凛太郎をお台場のドッグランに連れて行った時、たまたまヴィーナスフォートで「夜さ来い」というイベントをやっていてブッたまげた。どうやら元型は高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を組み合わせたものらしいのだが、東京風味にアレンジし…

テレビアニメ 『ひぐらしのなく頃に』

アニメ版『ひぐらしのなく頃に』にハマってしまった。ゲームは長そうなのでやってない。 一個人がどんな作品を好むかなんていうのは「当事者性」によるところが大きいわけで、単に自分の置かれた状況に照らし合わせて共感してるだけなんだろうなと思う。なの…

死して屍拾う者あり

妻の叔母が死んだので、通夜に行って来た。僕は最期のお見舞いにいったくらいで他にほとんど面識がなかったので涙はこぼれなかったが、葬儀場の悲しげな空気は伝わってきた。 死者とのお別れの儀式みたいなのに立ち会うことになり、葬儀場の地下へ降りた。壇…

シンデレラ城

「埋立て地に潮風の吹くディズニーランドなんてわびしくってイヤ。セコい埋立て地なんてやめにしてランドを海に沈めちゃえばイイ。そしたらシンデレラ城もきれいで楽しいだろうに!!」 新文化人 16歳 山崎まどか 『鳩よ!』 昭和61年9月号 特集「少女世…

アンチクライスト

例えば、東京ディズニーランドのシンデレラ城ミステリーツアー。あそこの案内役のお姉さん。「それじゃあ!! 私がこのツアーの案内しまーす!! ヨゥロッシックねぇ−−−−−!!」 表情は満面の笑顔&ピースです。「ヨゥロッシックねぇ−−−−−−!!」の力の入り…

かなまら祭★宵宮

祭前日 宵宮 18:00〜18:20「おぶっく」と呼ばれる陰陽の形をしたお供えがお米の粉で作られる。 http://tomuraya.co.jp/wakamiya.htm 神社の公式サイトにはこれしか説明書きがなかったんだけど、とりあえず行ってきた。いわゆる前夜祭みたいなもの。地元の人…

夢の王国のハイエナ商法

ディズニー商法は意地汚いと誰もが言う。しかし、そんなディズニーよりも浅ましい人たちの話。 なぜ舞浜駅が「東京ディズニーランド駅」ではないのかというと、駅名にしてしまうと駅前にパチンコ店やラブホテルが作られた時に「東京ディズニーランド駅前店」…