犬惑星

『ゆるキャラ論』著者・犬山秋彦のブログ

若者文化

むしろ昨今のオタク趣味は、合理的判断の結果なんです

◆痛いニュース(ノ∀`):若者の車離れは「家庭用ゲーム機がいけない」とトヨタ自動車幹部 http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1327270.html いや、そうじゃなくて… 日本人はむしろ合理的でお人好しだからなんじゃないかと思う。 ある意味アタマが良すぎて…

有刺鉄線の中のドン詰まり感

被告弁護側は冒頭陳述で「少年は自衛隊を逃亡し、隊にも実家にも戻れずに死のうと思い、現実から逃避した」と述べた。 ■「中学の時から殺人に好奇心」 19歳元自衛官の被告 http://www.asahi.com/national/update/0119/SEB200901190012.html 「中学生の時か…

オタクと格差と絶望感

秋葉原の無差別殺傷事件で、被害者の方と自分の本名がかなり似ていた為、心配されてしまった。どうも周囲からは秋葉原に通っているというイメージを持たれているらしい。 僕はオタク趣味というのはもともと一種の精神疾患だと思っている。だいたい、そういう…

デコリーナ 〜胡桃の中の理想宮〜

近頃、携帯電話をはじめ身近な小物・家電に100円ショップなどで買った薔薇や宝石などをデコラティブに飾り付ける「デコキラ」や「キラデコ」と呼ばれるライフスタイルが若い女性の間で急速に広まっているという。 もともと「デコ電」と呼ばれる文化があった。…

ファスト風土批判に対する批判への反論

◆1.僕たちの好きなファスト風土 実はファスト風土というのは、今すぐ何もかも危うくなるような緊急の問題ではない。 むしろ現状、世の中はファスト風土化することで快適になってゆく。誰だって個人商店を何軒もまわるより、大手スーパーでまとめ買いした方が…

ケータイ小説研究3

「みなさんはあまり小説を読まないでしょう? 漫画が多いと思う。惜しいのは、会話や感情の羅列がだーっと書いてあって、風景や情景、人物の描写がほとんどないところ。若い人たちがどういう目でこの世界を見ているのか、それが読みたい」 ■“第1回日本ケータ…

ケータイ小説研究2

人気のあるケータイ小説に共通するのは、 普通にみんなが経験することを題材にしているということ。 クラス替え・修学旅行・ファミレス呼び出し・三角関係 宮台真司が地方のテレクラの方がゲットしやすいとか昔言ってたけど、 「恋愛以外にやることがない・…

ケータイ小説研究1

新聞の記事で「ケータイ小説が124万部」みたいなのを見かけてから注目してるんだけど、ここしばらく観察してみていろいろわかった。まずターゲットは本を読むとアタマが痛くなってしまう10代の女の子。本は苦手だけど、携帯メールくらいは打つので、短…

よさこい文化

愛犬の凛太郎をお台場のドッグランに連れて行った時、たまたまヴィーナスフォートで「夜さ来い」というイベントをやっていてブッたまげた。どうやら元型は高知の「よさこい」と北海道の「ソーラン節」を組み合わせたものらしいのだが、東京風味にアレンジし…

プリクラ少女と自己イメージ複製時代

プリクラについてはもはや、誰も語らない。 プリクラ文化はもはや、一般大衆からは乖離しすぎてしまった。 あるいは90年代だったら喜んで飛びついてそうなオヤジ文化人がスルーしているのは、ただ単に最近のプリクラコーナーって男子禁制だからだろう。お…

マンバ考③ 俄然アキバな、着ぐるみん登場☆

人生における最初の義務は何かのふりをすること。次に大事な義務は、まだ、誰も知らない。 「ベルベット・ゴールドマイン」 トッド・ヘインズ/大森さわこ・訳 ここ数年、ストリート上に展開された一連のギャルファッションは「性的な身体の拒絶」と「身体性…

マンバ考② シブヤの中心でアイを叫ぶ

BEATとはBE−AT、そこにいること、ときめいていることだ! 『ジャック・ケルアック 放浪天使の歌』 スティーヴ・ターナー/室矢憲治 訳 実写版「美少女戦士セーラームーン」は社会不適応な少女の悲しき妄想劇といった趣で、鬼気迫るモノがある。トラ…

マンバ考① 本気モードで☆乙女のロマンス

別冊egg『manba』という雑誌が、かなりヤヴァい。 一見、装飾華美なレイアウトに埋もれて見落としがちだが、彼女たちの言説は読みどころ満載で、サブカル者の妄想癖を加速させて止まないのだ。 みんなマンバの本質を、最後の一点で勘違いしている。…

山手線という名のメビウスの円環で…

プレアイドルというのは、いわばアイドル予備軍のことだ。事務所に所属して地道にライブなどを行い、アイドルになるためのキャリアを積んでいく。ライブにはファン、というよりアイドルの先物買いに取りつかれたマニアたちが群がってくる。(中略)プレアイ…

バモイドオキとゴスロリ少女革命

ゴスロリという文化は世間が思っているほどに底が浅く泡沫的で一過性の、貧弱な文化ではないと僕は思っている。確かに発端は単なるゴシック趣味とロリータ趣味の融合であり、異種間に派生した他愛もないキマイラでしかない。だが、本来ならゴスという思想体…