犬惑星

『ゆるキャラ論』著者・犬山秋彦のブログ

2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

マンバ考③ 俄然アキバな、着ぐるみん登場☆

人生における最初の義務は何かのふりをすること。次に大事な義務は、まだ、誰も知らない。 「ベルベット・ゴールドマイン」 トッド・ヘインズ/大森さわこ・訳 ここ数年、ストリート上に展開された一連のギャルファッションは「性的な身体の拒絶」と「身体性…

マンバ考② シブヤの中心でアイを叫ぶ

BEATとはBE−AT、そこにいること、ときめいていることだ! 『ジャック・ケルアック 放浪天使の歌』 スティーヴ・ターナー/室矢憲治 訳 実写版「美少女戦士セーラームーン」は社会不適応な少女の悲しき妄想劇といった趣で、鬼気迫るモノがある。トラ…

マンバ考① 本気モードで☆乙女のロマンス

別冊egg『manba』という雑誌が、かなりヤヴァい。 一見、装飾華美なレイアウトに埋もれて見落としがちだが、彼女たちの言説は読みどころ満載で、サブカル者の妄想癖を加速させて止まないのだ。 みんなマンバの本質を、最後の一点で勘違いしている。…

JR大崎駅・サンリオ本社

JR大崎駅は池袋と並ぶ山手線の終着駅であり、時々下車を強いられる。 大崎よりも先の駅へ向かっていた人間はみな毒づき、殺気立つ。これほど敵意を向けられる山手線の駅も珍しい。 それというのも、「繁華街である池袋ならあきらめもつくが、殺風景で何も…